緊張型頭痛の予防・対処法
緊張型頭痛が起こる要因には、体型による影響が大きく、しかも改善がむずかしいので厄介です。なかでも、首の筋力が弱い女性の方や、首が細くて長い人は注意が必要です。
頭痛指数を計算してみる
頭痛が起こりやすい状態であるかを知るために「頭痛指数」を計算するという方法があります。頭痛指数の計算式は以下の通りです。
頭痛指数 = 頭囲の3乗×頸の長さ / 頸囲の2乗×1000
※頸囲は首の周りの長さ、頸の長さは、うつむいた状態で、後頭部の出っ張り部分から第7頸椎(骨の出っ張り)までの長さ
計算式で算出した数字が3以上になったら、ほとんどの場合で頭痛が起こると考えられます。一般の平均値は、男性で2.0、女性で2.4になります。また、頭痛が起こりやすいとされる数値は、男性で2.4、女性で2.9とされています。
予防と解消に役立つ対処法
病院で処方される薬には、筋肉のこりをほぐすための筋弛緩薬、首や肩の痛みを鎮める鎮痛薬、ストレスによる緊張をほぐすために使われる精神安定剤などがあります。
しかし、緊張型頭痛では、痛みを抑えても原因となっている筋肉のこりや緊張がとれなければ、また痛くなってしまうため、鎮痛薬はあまり効果が得られません。
効果が得られる薬がなかなか見つけられないので、下記のような生活療法が重要になります。
- 首・肩の筋肉を鍛える体操
- 入浴などで温める
- マッサージ・ツボ指圧
- 枕や寝具の調整
- 薬による治療
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