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肝臓がんの再発予防のために
肝炎を下地にがんが再発する可能性も
手術により、肝臓の病変部を切除しても、がんの心配がなくなったわけではありません。肝臓がんの患者さんは、慢性肝炎や肝硬変を併発している可能性も高いとされています。この肝炎などを下地として、再びがんが発生しやすいことが分かっています。
がんと肝炎との関係は、よく木と土に例えられています。木(がん)を切り落としても、土台となっている土(肝炎)があるために、再発が起こるというしくみです。
症状が全くなくても、そのまま放置していれば、肝障害は見えないところで進んでいるかもしれません。気づいたときには、対処が遅れてしまう場合もあります。
このような事態を防ぐためには、肝機能のコントロールと再発チェックのための検査が必要不可欠になります。
3ヶ月に1度は検査を受けましょう
がんを治療したあとも、約3ヶ月に1度を目安として、医療機関で検査を受けるようにしましょう。これはどのような治療法を受けた場合も同じことです。
再発のチェックには、画像診断や血液検査などがおこなわれます。この時点で、肝炎や肝硬変の進行度も知ることができます。
また、慢性肝炎による影響を小さくするために、インターフェロンなどの薬剤を使用して炎症も抑えていきます。
治療後も再発の不安を抱えることは、患者さんにとって重い負担となりますが、検査はできるだけ積極的に受けるようにして、肝機能を維持していきましょう。
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