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炎症をおさえる薬物療法
C型肝炎の治療は、C型肝炎の治療のページで紹介している通りに、基本的にはインターフェロン療法を行っていきます。インターフェロン療法のみが、ウイルスを除去する原因(根治)療法です。
しかし、患者さんにとって副作用の負担が強すぎる場合や、効果があまり確認できなかった場合には、他の治療法を行うことになります。
他の治療法では、すべて、症状をやわらげる目的の対症療法になります。肝炎ウイルスを除去することはできませんが、肝細胞の破壊を食い止めることによって、がんの再発予防につながります。
■肝機能をあらわすGPT値
C型肝炎の治療法は、肝機能をあらわしているGPT値によって変わってきます。標準値は35以下ですが、肝障害が強い場合には、50以上になります。
GPTが40〜69では、ウルソデスオキシコール酸を、70〜では、強力ネオミノファーゲンCという薬を使用していきます。
瀉血(しゃけつ)療法
採血して、体内の鉄分を減らす方法です。C型肝炎にかかると、肝臓に鉄分が溜まりやすくなり、がんや肝硬変の原因になるためです。
●注意点
心臓病を患っている人は、血液を抜くと貧血症状になり、悪化する場合があります。
強力ネオミノファーゲンC
炎症をおさえる薬で、GPT値を急激に下げる作用があります。GPT値の変動に応じて、薬の投与量を減らしていきます。
●注意点
他の薬(漢方薬など)を併用していると、副作用が強くなります。民間薬を服用する際は医師に相談しましょう。
ウルソデスオキシコール酸
胆汁酸からできている薬で、肝細胞を守り、GTP値も下げる効果があります。
●注意点
腹痛、下痢などの副作用が起きる場合があります。
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