C型肝炎の治療

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C型肝炎の治療

肝臓がんの発病、再発ともに大きく関係しているのがC型肝炎です。C型肝炎は、ウイルスに感染した後、そのウイルスのタイプによって、炎症が起きる場合と起きない場合があります。治療法も若干変わってきます。

 

肝炎となって慢性化まで進んでしまうと、発がんの可能性が高くなるため、C型肝炎の治療は不可欠です。がんを予防するには、炎症をとめて、ウイルスを除去しなければなりません。

 

もっとも効果が高いインターフェロン治療

 

C型肝炎の治療でもっとも効果を上げているのが、インターフェロン療法です。これは、ウイルス増殖を止める物質であるインターフェロンを、注射により体内に投与する治療法です。

 

肝臓がんの患者さんが、このインターフェロン療法を受けると、肝炎を抑えることができ、がんの再発予防にも高い効果を発揮しています。原因となっているウイルスを、完全に除去できる場合もあるため、広く普及しています。

 

ただし、インターフェロン療法は、長期間かつ継続的に投与しなければ、十分な効果を得られません。通院しながら最低でも6ヶ月間は投与していきます。また、副作用にもやや注意が必要です。

 

インターフェロンの併用療法

 

単独でインターフェロンを使用するよりも、他の薬剤を併用したほうがより効果が高まります。副作用に注意しながら、様子を見て投与していきます。

 

○インターフェロン
ウイルスの増殖を防ぐ作用があります。元から体内にも存在する物質ですが、投与の場合は、人工的につくったものを使います。副作用には、頭痛、発熱、全身倦怠感などがあります。

 

○ペグインターフェロン
新しく開発されたインターフェロンです。治療効果の持続期間が長いため、週1回だけの通院でも大丈夫です。

 

○リバビリン
上記の2つのインターフェロンとともに併用される抗ウイルス薬です。インターフェロンの効果を高めますが、貧血などの副作用もみられる場合があります。

 

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