スポンサード リンク
肝臓に良い生活習慣とは
間違えやすいポイントの確認
肝臓がんになったら、それまでの生活を一変しなければならないというイメージがあるかもしれませんが、それほど大きな変化はありません。
いくつかのポイントを押さえておけば、ふつうの健康な人となんら生活は変わりません。気を使いすぎるのはかえってストレスとなり、良くないでしょう。
Q.運動は避けて安静にしておくべき?
A.運動をすると血流量が増え、肝臓にもいくらかの負担がかかります。しかし、だからといって、ずっと横になるなどの安静を続けていると、今度は運動不足で生活習慣病などの他の病気をまねいてしまいます。肝障害があったとしても、軽めの運動などは必要になります。
Q.食べすぎはよくない?
A.肝臓がんの治療後は、体力の低下や精神的な影響などから、食事量は減ります。食べすぎを警戒しすぎていると、かえって食事量が少なくなって、十分な栄養バランスを補給できないこともあります。
食べすぎを心配するよりかは、通常どおりの食事をとるようにしたほうがいいでしょう。また、毎日排便をして肝障害の要因をなくしましょう。
Q.入浴は肝臓によくない?
A.入浴には、体を温めて、血行を良くし、ストレスを解消する効果などがあります。とくに入浴を制限する必要はないでしょう。
ただし、長時間湯船につかったり、熱すぎるお湯につかっていると、肝臓に余計な負担がかかってしまう場合があります。サウナや温泉も同様です。
Q.鉄分は避けたほうがいい?
A.鉄分は、動物の内臓やレバーなどに多く含まれていますが、肝障害のある人は避けたほうがよいでしょう。ただし、医師から鉄分制限の指示を受けている場合でなければ、少しの量ならば問題ありません。
鉄分は、海藻類や貝類などにも多く含まれていますが、栄養のバランスが良い食品も多いので、あまり食べないのはかえって体によくない場合もあります。
Q.仕事をして大丈夫?
A.仕事も内容によりますが、過酷な肉体労働や長時間勤務となるものは避けたほうがよいでしょう。医師から特別指示がある場合は別ですが、通常の仕事ならば問題はありません。仕事量は医師と相談して決めることもできます。
スポンサード リンク
肝臓に良い生活習慣とは関連エントリー
- 肝臓がんの再発予防のために
- がんの治療後も、肝炎や肝硬変などの下地から再びがんが発生する可能性があります。再発予防のためには、肝機能をチェックしていくことが必要になります。
- インターフェロン療法以外の肝炎の治療法
- インターフェロン療法が事情により使用できない場合は、他の対処療法で症状をやわらげることになります。副作用にも注意しながらすすめていきます。
- 肝臓によい食事とは
- 肝臓がん発病後の食生活を中心に、注意点などを紹介しています。肝機能にとくに問題がなければ、食事制限をする必要はありません。
- ストレスは肝臓病の大敵
- 体にストレスがかかっていると、肝臓に流れる血液量が減少し、大きな負担がかかるようになります。ストレスをためない生活を心がけましょう。
- 肝臓病によくない便秘の解消法
- 便秘は肝臓病の大敵であり、肝機能の低下に拍車をかけます。便秘を改善するためには、日常生活から気をつけなければなりません。便秘解消のポイントを紹介しています。
- 肝硬変の治療
- 肝臓がんを除去した後も、再発予防のために、肝硬変の治療をしていくことが必要になります。肝臓が線維化・結節化することで肝硬変となります。
- 肝硬変と全身症状への対処
- 肝硬変になると、肝機能が低下するため、全身に症状があらわれるようになります。糖尿病や脳症、胃潰瘍などの合併症について解説しています。
- C型肝炎の治療
- 肝臓がんの再発には、C型肝炎が大きく関連しています。肝炎の治療には、インターフェロンという物質が効果を上げています。ウイルスを除去して炎症を止めていきます。
- B型肝炎の治療
- B型肝炎の治療は、C型肝炎の治療法とは少し異なります。患者さんの年齢や、ウイルスの量などにより、治療法の選択基準が設けられています。
- 肝炎ウイルスの感染防止について
- 昔と比べて、現在は感染予防対策が進んでおり、感染者は激減していますが、まだまだ感染経路を知らない方も多くいます。とくに血液による伝染には注意しましょう。