スポンサード リンク
食生活の注意点
肝臓がんを発病しても、いきなり生活自体が一変するわけではありません。最低限の注意点さえ守っていれば、平常どおりの生活をしてかまいません。そして、とくに気になるのが、食事の内容などの食生活に関することでしょう。
肝機能が十分にある方は、厳しい食事制限をする必要はありません。通常の食生活と同じでかまいませんが、塩分や脂分の摂りすぎだけは注意しましょう。
一方、肝障害が進んで、肝機能が良くない方は、食事制限をすることが必要になります。医師の指示に従って、食事内容を決めていきましょう。
食生活の3つの注意点
肝臓がんの再発などを防ぐうえで、とくに注意しておくべき点を3つ紹介します。肝障害をすすめないために、必ず守りましょう。
アルコールは禁止
アルコールは肝臓がんの原因ではありませんが、促進因子となります。すでに肝障害が進んでいる慢性肝炎の患者さんが飲酒をすると、発ガン率が上昇してしまいます。
治療でがん細胞を除去した後も、アルコールは1滴も飲まないようにしなければなりません。
塩分の制限
健常な人以上に、塩分の摂りすぎには注意する必要があります。肝障害が進んでいる患者さんは、腎臓の働きも鈍くなりやすく、塩分が体にたまりやすくなります。塩分の摂りすぎは、高血圧や浮腫、腹水などの原因になります。
塩分はできるだけ控えるようにして、薄い味付けに慣れることが大切です。余計な調味料も使わないようにしましょう。
鉄分のとりすぎを避ける
鉄分のとりすぎも、肝臓に大きな負担をかけるといわれています。肝障害が進んでいる人は、体内の鉄分量が増えているため、必要以上に多く鉄分をとりがちになります。
鉄分の含有量が多い、動物の内臓やレバーなどの食品はさけるようにしましょう。健常な人には、健康的な食品なのですが、肝炎の患者さんには向いていません。
肝臓に良い食事
肝障害をおさえるような、肝臓病によい食事というのはとくにはありません。やはり栄養のバランスを考えた食事をすることがポイントになります。
アルコールと塩分、動物の内臓は避けつつ、ふつうの食事をしていれば問題はないでしょう。入院中は、医師からも食生活についての指導を受けることと思われます。
スポンサード リンク
肝臓によい食事とは関連エントリー
- 肝臓がんの再発予防のために
- がんの治療後も、肝炎や肝硬変などの下地から再びがんが発生する可能性があります。再発予防のためには、肝機能をチェックしていくことが必要になります。
- インターフェロン療法以外の肝炎の治療法
- インターフェロン療法が事情により使用できない場合は、他の対処療法で症状をやわらげることになります。副作用にも注意しながらすすめていきます。
- 肝臓に良い生活習慣とは
- 治療後、生活するうえでの疑問点を解消しています。入浴や運動、睡眠などいくつかのポイントを押さえておきましょう。ストレスを減らすことも大切です。
- ストレスは肝臓病の大敵
- 体にストレスがかかっていると、肝臓に流れる血液量が減少し、大きな負担がかかるようになります。ストレスをためない生活を心がけましょう。
- 肝臓病によくない便秘の解消法
- 便秘は肝臓病の大敵であり、肝機能の低下に拍車をかけます。便秘を改善するためには、日常生活から気をつけなければなりません。便秘解消のポイントを紹介しています。
- 肝硬変の治療
- 肝臓がんを除去した後も、再発予防のために、肝硬変の治療をしていくことが必要になります。肝臓が線維化・結節化することで肝硬変となります。
- 肝硬変と全身症状への対処
- 肝硬変になると、肝機能が低下するため、全身に症状があらわれるようになります。糖尿病や脳症、胃潰瘍などの合併症について解説しています。
- C型肝炎の治療
- 肝臓がんの再発には、C型肝炎が大きく関連しています。肝炎の治療には、インターフェロンという物質が効果を上げています。ウイルスを除去して炎症を止めていきます。
- B型肝炎の治療
- B型肝炎の治療は、C型肝炎の治療法とは少し異なります。患者さんの年齢や、ウイルスの量などにより、治療法の選択基準が設けられています。
- 肝炎ウイルスの感染防止について
- 昔と比べて、現在は感染予防対策が進んでおり、感染者は激減していますが、まだまだ感染経路を知らない方も多くいます。とくに血液による伝染には注意しましょう。