「局所療法」と「全身療法」について

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「局所療法」と「全身療法」

肺がん治療の方法はいろいろありますが、大きく分けて「局所療法」と「全身療法」の2つがあります。補助的に症状を和らげる治療法として「緩和療法」というものもあります。

 

局所療法

 

がんそのものに的を絞った治療法で、病巣が限られている場合に用いられます。具体的には、

 

●病巣を切除する手術療法 →関連ページ手術療法でがんを切除
●放射線を照射してがんを攻撃する放射線療法 →関連ページ放射線療法で肺ガンを根治
●レーザー治療の一種である光線力学的療法

 

があります。

 

全身療法

 

病巣が複数確認できたり、全身にがん細胞が侵食している場合などに用いられます。具体的には、

 

●抗がん剤を使用する化学療法 →関連ページ肺がん治療の要 化学療法とは?

 

があります。

 

緩和療法

 

がんを完全に消滅させることが難しい場合には、症状自体をやわらげる目的で緩和療法が使われます。具体的には、

 

●呼吸をスムーズに行うためのステント治療 →関連ページ肺がんとステント治療の効果

 

があります。

 

 

どんな治療法が適しているかは、患者さん一人一人によって違ってきます。また、各種の治療法は併用しておこなうこともあります。治療に伴う副作用の心配や体に大きな負担がかかりそうな場合には、がんの根治自体よりも症状を緩和させるためだけに的を絞るときもあります。

 

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