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女性ホルモンが大きく関係する子宮体がん
子宮体がんにも以下のように2種類があります。
- 子宮内膜に発生する「子宮内膜がん」
- 子宮の筋肉に発生する「子宮肉腫」
ただし、子宮体がんの9割以上は子宮内膜がんとされています。子宮肉腫は非常にまれな病気のため、子宮体がんといえばほとんどのケースで子宮内膜がんのことをいいます。
当サイトでも子宮内膜がんを子宮体がんとして扱っています。
子宮体がんの原因には、2つの女性ホルモンが関係しています。ひとつはエストロゲン(卵胞ホルモン)で、もうひとつがプロゲステロン(黄体ホルモン)です。
エストロゲンは子宮内膜を増殖させる働きをもつホルモンで、月経の終わりに分泌されます。排卵が起こると、今度は子宮内膜の増殖を抑えるプロゲステロンが分泌されます。
このふたつの女性ホルモンのバランスが取れていることが重要です。月経周期が順調な若い人は、子宮体がんにもなりにくいといわれています。その理由は、子宮内膜にがん化が起こっても、月経とともにすべて体外へ排出されてしまうためです。
ホルモンバランスが崩れると・・
しかし、排卵の異常などが起こると、子宮内膜の増殖を抑える働きのあるプロゲステロンの分泌が減ってしまいます。
その一方で、子宮内膜を増殖させるエストロゲンの割合が増加すると、子宮内膜が異常に増殖することになります。
その結果、「子宮内膜増殖症」という病気をへて、発がん性の異型細胞がある「子宮内膜異型増殖症」に発展する場合があります。
子宮内膜異型増殖症の約2割ほどが子宮体がんへと進行することがわかってます。
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