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子宮体癌の症状
代表的な症状は不正出血
子宮体がんは、初期の頃からほとんどの人にわかりやすい自覚症状があるのが特徴です。
なかでも多いのが月経時以外に出血する「不正出血」で、患者さんの9割にみられます。出血の量にかかわらず以下のような不正出血があったときは注意してください。
- スポッティング(点状のわずかな出血)
- 一時的な少量の出血
- 閉経後出血
- 過多月経
- 不規則月経
また、40代〜50代の更年期の場合、異常な出血を年のせいと思い込んでしまうことがあります。確かにホルモンバランスの乱れによる出血も起こりますが、「更年期の症状だから仕方ない」「ただの生理不順だから心配ない」と思い込んでいると、異常のサインを見逃してしまいます。
他の症状には、おりものの異常、下腹部の痛みなど
他の子宮体がんの症状には、以下のようなものがあげられます。
- おりものの異常(茶褐色、量が多い、においがある)
- 下腹部の痛み、むくみ
- 排尿痛
- 発熱や悪寒
- 性交時痛・性交後出血
- 貧血
「おりもの」とは女性の性器から出るさまざまな分泌液の集合体です。子宮内膜の粘液、子宮頸管の粘液、膣粘膜の分泌液、はがれ落ちた古い細胞、といったものが混じっています。
おりものの量や性質には個人差が大きく、年齢や体調などによっても変化します。しかし、ある日突然量が増えたり、子宮体がんが進行すると、黄色から茶褐色になってきます。感染を伴うと膿のようになり、悪臭も出るようになります。
このような症状を感じたら、できるだけ早く婦人科で医師の診察・検査が必要です。子宮体がんも早期発見・早期治療するほど治る確率もアップします。
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