ペットの毛はダニの栄養源
ぜんそくとペットとの関係はよく言われていますが、患者さんがいる家庭ではできるだけペットを飼うのは控えるようにしましょう。
ペットのなかでも、とくに、犬や猫、ハムスター、ウサギ、小鳥などの毛がある動物には要注意です。
これらの動物の毛や羽、フケ、排泄物はダニの栄養源となります。また、動物の毛そのものがアレルゲンになる場合もあります。
ペットを室内で飼育していると、掃除をして清潔にしようとしても、どうしてもこのようなものを吸いこんでしまいます。その結果、ぜんそくを悪化させたり、発作を誘発する原因にもなります。
ペットを飼いたい場合は、毛や羽のない金魚、熱帯魚などの生き物を選ぶようにしましょう。
すでに飼っている場合は?
しかし、なかにはすでにペットを飼っているという方もいるでしょう。このようなときは、まず自分の飼っているペットがアレルゲンとなっていないか、血液検査などを受けて調べてみます。そして、今後の対応を決めていきましょう。
有効な方法の1つに、室外飼育があります。これは室内のダニの繁殖を予防する効果があります。マンションなどで屋外飼育ができない場合には、ペットが入れる部屋に制限をつくっていきましょう。
ペットをシャンプーして清潔に保つことも必要です。毛やフケが飛び散らないようにこまめに洗ってあげましょう。
ペットによってぜんそくが悪化するとわかったときは、別の飼い主を探すなどの対処が必要になってきます。
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