ぜんそくという病気を知る

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ぜんそくという病気を知る記事一覧

ぜんそくの正式名は「気管支ぜんそく」といいますが、これは気道が炎症を起こすことによって呼吸に支障をきたすという病気です。ぜんそくの患者数は近年爆発的に増加しており、日本では400万人以上いるといわれています。気道に関係している疾患には他に、アレルギー性鼻炎、ちくのう症、がん、肺炎などがりますが、気管支ぜんそくだけでも全体の3割ほどを占めているという報告があります。それだけぜんそくの患者数が多く、悩...

ぜんそくの主な症状には、はげしい咳、粘性が高い痰、胸の息苦しさなどがあります。その中でも「喘鳴(ぜんめい)」といって、息をするたびにのどや胸からゼイゼイと音を立てるのが大きな特徴になります。特徴的な症状であれば、ぜんそくであると自覚症状でわかりますが、なかには痰だけ出たり、胸の痛み、息切れ、息苦しさだけといった場合もあり、自分でもどんな病気か分からないケースもあります。ぜんそくをただの風邪と判断し...

ぜんそくの発作の誘因は個人によってさまざまですが、もっとも大きなものでは「アレルゲン」があります。アレルゲンアレルゲンには、ダニやその死がい、フンハウスダストスギ、ヨモギ、ヒノキなどの花粉犬、猫、ウサギなどの動物の毛卵、そば、大豆、小麦粉、エビ、カニ、牛肉などの食べ物があります。アレルゲンが体内に侵入すると、IgEという抗体が作られてアトピーの反応が起こります。アレルゲンに対するIgE抗体は、小児...

発作は炎症を起こした気道からぜんそくの人の気道を調べてみると、慢性的なアレルギー性の炎症を起こしていることが分かっており、健康な人の気道の状態とはかなり異なっています。細胞がはがれやすくなっており、気道の粘膜もむくんでいるほか、痰も分泌されています。その影響で空気も通りにくくなっています。また、アレルギー性の炎症が起こっている気道は刺激に非常に敏感です。アレルゲン(ダニ、ほこり)やタバコ、ストレス...

アトピー型ぜんそくダニやほこり、動物の毛などのアレルゲンと接触すると、体内にIgE抗体が作られますが、これが引き金となって発作が起こるタイプを「アトピー型ぜんそく」と呼びます。「I型アレルギー」という炎症反応が起こって、気道が狭くなることも発作の原因です。どのような種類のアレルゲンが原因なのかを特定することも可能です。患者さんの体内に大量に作られたIgE抗体を調べると、個人のアレルゲンが分かるよう...

小児ぜんそくのほとんどは1〜2才に発症し、12〜13歳までは約7割がかかります。小児ぜんそくの場合は、事前に兆候が見られることが多くあります。かぜを引きやすくなっていたり、咳がでていたり、下痢になっていたりしていると、いつのまにかぜんそくを発症しているケースが多いです。また、小児ぜんそくは比較的寛解(かんかい)しやすいことも特徴です。寛解とは、病気自体は完治しなくても問題ない程度にまで状態が良くな...

ぜんそくはこどもだけでなく大人もかかる病気であり、患者数をみても小児ぜんそくより成人ぜんそくの方が多いことが分かっています。成人ぜんそくでは、非アトピー型である場合も少なくありません。つまり、アレルゲンなどの特定の原因がなく、かぜなどで突然発症することがあるのです。また、今までぜんそくにかかったことはない人が、大人になってはじめて発症するケースもあります。自分は今までにアレルギー体質と診断されたこ...

気道過敏性試験気道の過敏性を調べるために、発作を起こしやすくする薬を使用して検査をします。検査の信頼性はかなり高いですが、気道の状態が悪いときは試験を行うことはできません。具体的な検査内容は、いくつかの段階の濃度を用意した薬を、低濃度のものから2分ずつ吸入していくというもので、呼吸機能が低下する段階を調べて過敏性を判断します。血液検査血液検査は、アレルゲンが誘因となりやすい乳幼児によく使われる方法...

ぜんそくとよく似た病気に「咳喘息」というものがあります。タバコの煙の影響や季節の変わり目の温度の差などによって起こり、夜中から朝方にかけても咳が続くという特徴があります。主な症状には、長い空咳、喉のかすれ、胸の痛み、嘔吐などがあります。ぜんそくとの違いを自分で判断するのは困難なので、以下に書いているぜんそくとの相違点を見比べたり、専門医に診察してもらうなどしてみましょう。ぜんそくと同じ点発作的に激...

アレルギー性鼻炎ぜんそくの患者さんは、アレルギー性の病気にもかかりやすいという特徴があります。そのなかでもとくに多いのが、アレルギー性鼻炎になります。ぜんそくの患者さんの半数以上にみられます。ぜんそくでは、気管や気管支の粘膜に炎症を起こしますが、アレルギー性鼻炎では、鼻腔、咽頭(のど)などの粘膜に炎症が起こります。治療には薬物療法が適用されます。ぜんそくとアレルギー性鼻炎が、同時にあらわれるとは限...

ぜんそくと同じように、咳や痰が出る病気は他にもあります。呼吸器系統の病気や、心因性の病気などが関係していることもあります。咳ひとつをみても、乾いた咳なのか、痰がからんだ湿った咳なのかいろいろあり、痰の色でも病名を判断できることがあります。症状がまぎらわしいこともあるので、自分がどのような症状に悩んでいるかを細かくメモして、正確に医師に伝えることが必要になってきます。肺炎肺炎は、細菌やウイルスが原因...

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