咳ぜんそくとはどのようなものか
ぜんそくとよく似た病気に「咳喘息」というものがあります。タバコの煙の影響や季節の変わり目の温度の差などによって起こり、夜中から朝方にかけても咳が続くという特徴があります。
主な症状には、長い空咳、喉のかすれ、胸の痛み、嘔吐などがあります。ぜんそくとの違いを自分で判断するのは困難なので、以下に書いているぜんそくとの相違点を見比べたり、専門医に診察してもらうなどしてみましょう。
ぜんそくと同じ点
- 発作的に激しい咳が出る
- 夜中〜朝方にかけて咳が出ることが多い
- アレルゲン、タバコの煙などが誘因となる
ぜんそくと同じく、市販されている咳止め薬では治りません。吸入ステロイド薬などで症状が改善されます。
ぜんそくと違う点
- 「ゼイゼイ」というような喘鳴はない
- 痰はほとんどでない
- 呼吸困難になることもない
咳喘息も増加傾向
風邪が原因で咳が長引いていると思っている方もたくさんいますが、気づかない間に咳ぜんそくにかかっている患者も少なくありません。アレルゲンの影響もあってか、近年は咳ぜんそくの患者が増えています。
治療には、病院で処方される気管支拡張薬、吸入ステロイドなどで約1ヶ月薬物治療することで治ります。ただし、市販の咳止め薬を服用しても効果がないので要注意です。また、咳ぜんそくから本格的なぜんそくへ移行することもあります。
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