成人喘息の原因と特徴
ぜんそくはこどもだけでなく大人もかかる病気であり、患者数をみても小児ぜんそくより成人ぜんそくの方が多いことが分かっています。
成人ぜんそくでは、非アトピー型である場合も少なくありません。
つまり、アレルゲンなどの特定の原因がなく、かぜなどで突然発症することがあるのです。また、今までぜんそくにかかったことはない人が、大人になってはじめて発症するケースもあります。
自分は今までにアレルギー体質と診断されたことがない人でも、環境の変化によって抗体を作りやすい体質になっている場合もあります。
「自分は大丈夫」と思っている人ほど病院で診療を受けないので、どんどん症状が悪化してしまうことがあります。気になる点があるときは、少しでも早めに受診にいきましょう。
過労やストレスが原因となっていることも多い
成人ぜんそくを発症することが多い年齢層は、40代〜60代になります。このあたりの年齢になってくると、子供の教育費などのお金の問題、仕事での重役の責任、介護の心配などで、過労やストレスを訴えることも少なくありません。
ストレスは体にもさまざまな悪影響を及ぼします。自律神経の働きが乱れ、ホルモンバランスが崩れて、ぜんそくも発症しやすくなってしまいます。加齢による免疫力の低下などによって、かぜをひいてしまうこともぜんそくの要因になっています。
また、仕事が忙しいために、なかなか治療に行けずにストレスが溜まって、発作を繰り返す状態になることがあります。こうなると慢性化してしまい、なかなかよくなりません。
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