腎臓病の尿検査の基準値について

尿検査の検査名と正常値

ここでは、腎臓病の尿検査の検査名の正常値と、検査からわかる病気についてをまとめています。

 

尿潜血反応 陰性(- ・正常) 陽性(+ ・異常)
腎炎、尿管結石
白血球尿 陰性(- ・正常) 陽性(+ ・異常)
膀胱炎などの尿路感染症など
尿糖 陰性(- ・正常) 陽性(+ ・異常)
糖尿病、腎性糖尿
尿沈渣 陰性(- ・正常) 陽性(+ ・異常)
糸球体腎炎、腎盂腎炎、ネフローゼ症候群
尿細胞診 尿中のがん細胞の検査
腎臓がん、膀胱がん
血中尿素窒素 正常値:8〜20mg/dl
腎不全、糖尿病、肝硬変など
血清クレアチニン (男性)0.8〜1.2mg/dl
(女性)0.5〜1.0mg/dl
急性腎不全、慢性腎不全、尿毒症、腎盂腎炎

尿の色とその原因について

尿の色とその原因と疑われる病気について紹介しています。普段の尿の色を見て少し変だなと思ったら、できるだけ早く診察を受けましょう。

 

乳白色 脂肪球(乳び尿)、膿球(尿路化膿性疾患)
赤〜赤褐色 赤血球(血尿)
暗赤褐色 血色素尿、ミオグロビン
暗赤色 ヘマトポルフィリン尿
黄褐色 ビリルビン(黄疸尿)

 

 
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