腎臓病の検査方法を知っておこう

腎臓病を早期発見するために

腎臓病の自覚症状には、顔や足のむくみ、高血圧、尿たんぱく、尿のにごりなどがあります。

 

しかし、初期のころは自覚症状があらわれにくいので、早期発見するためには腎臓の検査を定期的に行う必要があります。職場の健康診断などで偶然に発見されることも少なくありません。

 

検査を受ける頻度はどのくらいが目安?

 

年に2回ほど腎臓の検査を受けるようにするとよいでしょう。

 

診察や検査はどこで受ければいいの?

 

病院の腎臓内科か泌尿器科で診察を受けるようにしてください。ただし、腎臓内科は設置してないところも多いため、泌尿器科で受けることが多いかもしれません。

 

最近では、医療の診療科目が専門家しており、腎臓専門の診療科目がある病院を紹介される場合があります。

 

診察ではまず問診が行われ、自覚症状や病歴、生活の状況などがたずねられます。そのあとに、腎臓や尿路の状態を調べる一般検査が行われます。

 

検査の結果しだいでは、さらに詳しく腎臓の検査を行っていきます。

 

ほかの病気にかかっている場合はどうなるの?

 

検査では、腎臓病以外にも、糖尿病や心臓病などのほかの生活習慣病にかかっていることが分かる場合があります。そのようなときはそれぞれの専門医に診てもらわなければなりません。

 

糖尿病は内分泌代謝科へ、心臓病は循環器内科で診察を受けるようにします。

 

 
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