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血液検査で全身の健康を調べる
脳の詳しい検査とともに、全身の健康状態も調べていきます。脳も体の一部であり、全身の健康と深いかかわりがあるためです。
血液検査では、肝臓や腎臓の働きを調べるほか、生活習慣病のチェックもおこなっていきます。糖尿病、高脂血症などの生活習慣病による動脈硬化が、脳梗塞を引き起こす原因にもなっているためです。
生活習慣病の検査項目
主な生活習慣病となる、高血圧、糖尿病、高脂血症の3つの検査項目の正常値をのせています。検査を受けた際は、正常値とかけ離れた項目がないか確認してみましょう。
- 高血圧
収縮期血圧 130mmHg未満
拡張期血圧 85mmHg未満
- 糖尿病
血糖値 126mg/dl未満
HbA1c 5.4%未満
- 高脂血症
総コレステロール 220mg/dl未満
中性脂肪 150mg/dl未満
HDL 40mg/dl以上
LDL 140mg/dl未満
心臓の状態のチェック
脳梗塞のなかには、不整脈が原因となるものもあるので、心臓の状態のチェックも欠かせません。心臓を調べるには、心電図検査がおこなわれます。
心電図は、胸に貼った電極で、心臓を動かす電気信号をキャッチして波形に映し出すものです。不整脈があると、波形が崩れていきます。
基本的には、短い時間だけ計測する「安静時心電図検査」がおこなわれますが、それだけでは不十分と考えられる場合には、24時間かけて心電図を記録する「ホルター心電図検査」も実施することがあります。
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