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脳動脈瘤と遺伝

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くも膜下出血を起こしやすい、つまり脳動脈瘤の破裂を起こしやすい家系があるかどうかについてですが、脳動脈瘤の遺伝的な要因については、はっきりとした原因はわかっていません。

 

ただし、家系に脳動脈瘤の破裂によるくも膜下出血を起こした人がいれば、いない人に比べてくも膜下出血の発症率は少し高いと考えられているようです。

 

また、家族性に発生した脳動脈瘤では、小さくてもやや破裂しやすかったり、破裂する年齢の平均が少し若いという差もあります。

 

くも膜下出血の好発年齢にさしかかった30代や40代になれば、MRAやCTなどの検査を受けて、脳動脈瘤がないかどうか確かめておくのが賢明でしょう。

 

腎嚢胞(じんのうほう)と脳動脈瘤の発生には遺伝が大きく関係

 

腎臓の中に嚢(ふくろ)状のものができて、おなかが張ったり、圧迫感を感じる病気があり、これを腎嚢胞(じんのうほう)といいます。腎嚢胞がある人は、ない人に比べて脳動脈瘤の発生が多いことが分かっており、遺伝が関係していることが確実視されています。

 

このような人は動脈壁に異常が存在しており、脳動脈瘤が発生する原因の一つと考えられています。このため、腎嚢胞がある人は、とくに脳動脈瘤の有無を調べておいたほうがいいでしょう。

 

ほかにも、およそ5,000人に1人に遺伝子の異常が原因で発症するマルファン症候群も、脳動脈瘤との関係が大きいとされています。

 

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くも膜下出血を起こしやすい家系はある?関連エントリー

脳卒中の種類
脳卒中は、脳の血流に何らかの障害が起こって、脳の機能が妨げられる疾患の総称です。脳卒中のタイプは、脳出血・脳梗塞・くも膜下出血の3つに分けることができます。
脳のどの部分から出血するのか
脳出血とくも膜下出血は、同じ出血ですが、発生する部位が違ってきます。くも膜下出血は、脳を覆う「くも膜」の下に出血します。
脳出血の原因は高血圧
脳出血とは、脳内の血管が破れる病気です。その最大の原因となっているのは高血圧です。血圧をコントロールする生活が大切です。
脳出血の前兆と初期症状
脳出血は高血圧と深いかかわりのある病気です。残念ながらはっきりとした前ぶれというものはありません。ただし、疑わしい初期症状はあるので注意しておきましょう。
脳出血の種類と症状
脳出血は、出血する場所によっていくつかの種類に分けられます。出血する部位やその程度により症状も変わってきます。頭痛、嘔吐、意識障害、マヒなどは共通しています。
くも膜下出血とはどのような病気か
くも膜下出血はもっとも死亡率が高い脳の病気として知られており、その主な原因は血管にできた動脈瘤が破れることによって起こります。前ぶれとなる症状に注意しましょう。
くも膜下出血の症状
くも膜下出血の症状には、頭痛、嘔吐、意識障害、項部硬直などがあります。命にかかわる危険な症状に要注意です。
くも膜下出血の原因と危険因子
くも膜下出血を引き起こすのは脳の動脈瘤の破裂ですが、そこまでには喫煙や飲酒、高血圧なども大きな影響を与えています。予防のためには原因をしっかりと把握しておきましょう。
くも膜下出血の前兆/前ぶれ
くも膜下出血では、約半数の人が発作を起こす前に激しい頭痛を経験しています。脳に未破裂動脈瘤がある場合、様々な症状が出ることがあります。
くも膜下出血は何をしているときに起こりやすいか
脳動脈瘤の破裂は、活動中や血圧が上がる行為で起こりやすいことがわかっています。たとえば、スポーツをしているとき、排便排尿時、性行為中などの場合です。
脳卒中の発作が起こったときの対処
身近な人が脳出血などの発作が起こったときの対処法を簡単に解説しています。救急車を呼ぶまでの応急手当てを理解し、患者さんを安静に保つように努めましょう。
救急車を呼ぶときは早めに
脳出血やくも膜下出血と思われる発作が起こったら、早く救急車を呼ぶようにしましょう。そのときは慌てずに行動し、医師に状況を詳しく説明できるようにしましょう。
脳出血、くも膜下出血は再発する?
がんと同じように、脳出血、くも膜下出血とも再発の危険性があります。再発が起こると、マヒなどで全身にダメージが及ぶ可能性があります。