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くも膜下出血の前兆とは

突然くる激しい頭痛に要注意

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くも膜下出血の場合、発作を起こした患者さんの約半数の人が、なんらかの前ぶれ症状を経験しています。もっとも多い症状が激しい頭痛で、発作の1〜3週間前に起こるという特徴があります。

 

くも膜下出血の多くは、脳の動脈瘤が破裂することによって起こりますが、破裂する前の動脈瘤は「未破裂動脈瘤」といいます。

 

ここから小さな出血が起こると、今までに経験したことのないような激しい頭痛が起こります。この出血は「警告出血」と呼ばれています。

 

突然激しい頭痛が起こって、吐き気を伴うような場合には、急いで病院で診察を受けるようにしなければなりません。たとえ頭痛が治っても安心はできません。

 

とくに、くも膜下出血の前ぶれは直前に起こります。見落とさないようにして、早めの行動を心がけましょう。

 

脳卒中の頭痛の特徴

 

くも膜下出血だけでなく、脳出血や脳梗塞も頭痛が発作の始まりとなるケースが多く見られています。発作時の頭痛には次のような特徴があるので知っておきましょう。

 

ある日突然、激しい頭痛が起こる

くも膜下出血の警告サインとして、「警告頭痛(ワーニング・へデック)」といわれているほどよく起こっています。「金属バットやハンマーでおもいっきり殴られたような痛み」と表現されることが多い、激しい頭痛です。

 

痛みがだんだんひどくなる

頭痛が続いて、しかも痛みが激しくなると要注意です。朝方に、後頭部に痛みを感じているケースが多いようです。

 

頭が重苦しく感じる

血圧が高くなると、頭全体が重苦しく感じる場合があります。

 

めまい、物が二重に見える

頭痛とともに、めまい、吐き気などの他の症状が出ることがあります。めまいの程度は、軽いものから、立つことが困難になるほどの重いものまでさまざまです。

 

思い当たることがないのに頭痛が起こる

風邪や寝不足など、とくに思い当たる条件や病気がないのに頭痛が起こります。これらも脳卒中のサインとなります。

 

未破裂動脈瘤がある場合の症状

 

脳に未破裂動脈瘤がある場合、次のような症状があらえわれることがあります。症状は一時的であったり、継続的であったりとさまざまです。思い当たる場合は早めに医療機関で受診を受けましょう。

 

  • 頭痛がする
  • 物が二重に見える
  • 片方の瞳孔が拡大する

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くも膜下出血の前兆/前ぶれ関連エントリー

脳卒中の種類
脳卒中は、脳の血流に何らかの障害が起こって、脳の機能が妨げられる疾患の総称です。脳卒中のタイプは、脳出血・脳梗塞・くも膜下出血の3つに分けることができます。
脳のどの部分から出血するのか
脳出血とくも膜下出血は、同じ出血ですが、発生する部位が違ってきます。くも膜下出血は、脳を覆う「くも膜」の下に出血します。
脳出血の原因は高血圧
脳出血とは、脳内の血管が破れる病気です。その最大の原因となっているのは高血圧です。血圧をコントロールする生活が大切です。
脳出血の前兆と初期症状
脳出血は高血圧と深いかかわりのある病気です。残念ながらはっきりとした前ぶれというものはありません。ただし、疑わしい初期症状はあるので注意しておきましょう。
脳出血の種類と症状
脳出血は、出血する場所によっていくつかの種類に分けられます。出血する部位やその程度により症状も変わってきます。頭痛、嘔吐、意識障害、マヒなどは共通しています。
くも膜下出血とはどのような病気か
くも膜下出血はもっとも死亡率が高い脳の病気として知られており、その主な原因は血管にできた動脈瘤が破れることによって起こります。前ぶれとなる症状に注意しましょう。
くも膜下出血の症状
くも膜下出血の症状には、頭痛、嘔吐、意識障害、項部硬直などがあります。命にかかわる危険な症状に要注意です。
くも膜下出血の原因と危険因子
くも膜下出血を引き起こすのは脳の動脈瘤の破裂ですが、そこまでには喫煙や飲酒、高血圧なども大きな影響を与えています。予防のためには原因をしっかりと把握しておきましょう。
くも膜下出血を起こしやすい家系はある?
くも膜下出血を起こしやすい、つまり脳動脈瘤の破裂を起こしやすい家系があるかについては、はっきりとした関係性はわかっていません。しかし、発症率は少し高い傾向があることは分かっています。
くも膜下出血は何をしているときに起こりやすいか
脳動脈瘤の破裂は、活動中や血圧が上がる行為で起こりやすいことがわかっています。たとえば、スポーツをしているとき、排便排尿時、性行為中などの場合です。
脳卒中の発作が起こったときの対処
身近な人が脳出血などの発作が起こったときの対処法を簡単に解説しています。救急車を呼ぶまでの応急手当てを理解し、患者さんを安静に保つように努めましょう。
救急車を呼ぶときは早めに
脳出血やくも膜下出血と思われる発作が起こったら、早く救急車を呼ぶようにしましょう。そのときは慌てずに行動し、医師に状況を詳しく説明できるようにしましょう。
脳出血、くも膜下出血は再発する?
がんと同じように、脳出血、くも膜下出血とも再発の危険性があります。再発が起こると、マヒなどで全身にダメージが及ぶ可能性があります。