スポンサード リンク


脳の部位と働き

脳出血,くも膜下出血,症状,治療,前兆

脳はさまざまな部位からできていますが、主な部位と機能を簡単に解説していきます。

 

・大脳・・・左脳、右脳からなり、記憶や言語などの高度な働きを担っています。
・小脳・・・体のバランスをとったりして、運動機能をコントロールしています。
・間脳・・・大脳半球と中脳の間にある自律神経の中枢で、視床と視床下部からなります。
・脳幹・・・中脳、橋、延髄からなり、呼吸、心拍機能などの多数の生命維持機能が含まれます。

 

脳出血は脳の内部の血管が破れた状態

 

脳出血は、別名を「脳内出血」といい、脳の中を走る細い血管が破れて、出血した状態をさします。脳の中の血管は、太いもので直径2〜4mmほどですが、細い血管は太さ数百ミクロンほどしかありません。

 

この細い血管は「穿通枝(せんつうし)」といいますが、ここからの出血で起こることが多いです。血のかたまりができて、コブになったりして破れると、さまざまな症状があらわれてきます。

 

くも膜下出血は「くも膜」の下から出血

 

脳の表面は、いくつもの膜に覆われています。外側から、頭蓋骨、硬膜、くも膜、軟膜の順になっていますが、このうち、くも膜と軟膜の間には空間ができています。

 

この部分を「くも膜下腔」と呼び、髄液で満たされています。何らかの原因で、このくも膜の下に出血が起こると、脳の表面全体に血液が広がってしまいます。

 

すると、脳が圧迫されて、命に関わるようなさまざまな影響が出てしまうのです。

 

スポンサード リンク

脳のどの部分から出血するのか関連エントリー

脳卒中の種類
脳卒中は、脳の血流に何らかの障害が起こって、脳の機能が妨げられる疾患の総称です。脳卒中のタイプは、脳出血・脳梗塞・くも膜下出血の3つに分けることができます。
脳出血の原因は高血圧
脳出血とは、脳内の血管が破れる病気です。その最大の原因となっているのは高血圧です。血圧をコントロールする生活が大切です。
脳出血の前兆と初期症状
脳出血は高血圧と深いかかわりのある病気です。残念ながらはっきりとした前ぶれというものはありません。ただし、疑わしい初期症状はあるので注意しておきましょう。
脳出血の種類と症状
脳出血は、出血する場所によっていくつかの種類に分けられます。出血する部位やその程度により症状も変わってきます。頭痛、嘔吐、意識障害、マヒなどは共通しています。
くも膜下出血とはどのような病気か
くも膜下出血はもっとも死亡率が高い脳の病気として知られており、その主な原因は血管にできた動脈瘤が破れることによって起こります。前ぶれとなる症状に注意しましょう。
くも膜下出血の症状
くも膜下出血の症状には、頭痛、嘔吐、意識障害、項部硬直などがあります。命にかかわる危険な症状に要注意です。
くも膜下出血の原因と危険因子
くも膜下出血を引き起こすのは脳の動脈瘤の破裂ですが、そこまでには喫煙や飲酒、高血圧なども大きな影響を与えています。予防のためには原因をしっかりと把握しておきましょう。
くも膜下出血の前兆/前ぶれ
くも膜下出血では、約半数の人が発作を起こす前に激しい頭痛を経験しています。脳に未破裂動脈瘤がある場合、様々な症状が出ることがあります。
くも膜下出血を起こしやすい家系はある?
くも膜下出血を起こしやすい、つまり脳動脈瘤の破裂を起こしやすい家系があるかについては、はっきりとした関係性はわかっていません。しかし、発症率は少し高い傾向があることは分かっています。
くも膜下出血は何をしているときに起こりやすいか
脳動脈瘤の破裂は、活動中や血圧が上がる行為で起こりやすいことがわかっています。たとえば、スポーツをしているとき、排便排尿時、性行為中などの場合です。
脳卒中の発作が起こったときの対処
身近な人が脳出血などの発作が起こったときの対処法を簡単に解説しています。救急車を呼ぶまでの応急手当てを理解し、患者さんを安静に保つように努めましょう。
救急車を呼ぶときは早めに
脳出血やくも膜下出血と思われる発作が起こったら、早く救急車を呼ぶようにしましょう。そのときは慌てずに行動し、医師に状況を詳しく説明できるようにしましょう。
脳出血、くも膜下出血は再発する?
がんと同じように、脳出血、くも膜下出血とも再発の危険性があります。再発が起こると、マヒなどで全身にダメージが及ぶ可能性があります。