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脳卒中と関連が深い病気記事一覧

もやもや病とはどのような病気かもやもや病は、1957年に日本で発見された病気で、正式には「ウィリス動脈輪閉塞症」といいます。脳内には、脳細胞に酸素や栄養素を送るための動脈網が形成されていますが、そこにはウィリス動脈輪と呼ばれるリング状の動脈路があります。このウィリス動脈輪が閉塞したり狭窄したりすることで起こる疾患がもやもや病です。もやもや病という病名は、脳血管撮影像でタバコの煙がもやもやと漂ってい...

脳動静脈奇形とはどのような病気か脳動静脈奇形とは、脳の中の異常な動脈と静脈が、毛細血管を通さずにつながっている病気をいいます。先天的な血管の奇形が原因で引き起こされます。異常な動脈と静脈の血管塊を「ナイダス」といいます。ナイダスは胎児の時期で脳血管が発生するときに生じます。ナイダスの部分の血管壁は、正常な血管に比べて薄くて弱く、血流も異常に速いという特徴があります。このため、脳出血やくも膜下出血を...

慢性硬膜下血腫とはどのような病気か頭蓋骨のすぐ内側には硬膜と呼ばれる膜がありますが、ここに出血が起きて血腫ができた状態を慢性硬膜下血腫といいます。高齢者に発症することが多いという特徴があります。慢性硬膜下血腫の原因となるのは頭部の外傷です。ベッドからの転落、壁やタンスに頭をぶつけるといった日常的な軽い打撲をきっかけとして発症します。自分の記憶にないほどのささいな外傷がきっかけとなる場合もあります。...

脳動脈解離とはどのような病気か動脈の壁は、内膜、中膜、外膜の3層から成り立っています。脳動脈の内膜に亀裂が生じて、血液が血管壁の中に入り込み、血管壁が裂けた状態になることを脳動脈解離といいます。脳の動脈の中でも、頭蓋内解離と椎骨脳底動脈解離が多いとされます。脳動脈解離は、50歳以下の若い世代の脳卒中の10〜25%を占めています。脳動脈解離の原因血管壁が裂ける原因には、外傷性と非外傷性のものがありま...