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発作が起こったときの対処

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自分に脳卒中の心配はなくても、周囲の人が突然発作で倒れるようなケースに出くわしたら、対処法を知らない人は慌てて行動してしまうでしょう。

 

このような場面に出会うケースはまれですが、対処法を知っていて損はありません。

 

救急車が到着するまでの間は、できる限りの処置を患者さんにほどこすように努めましょう。

 

安全かつ安静にする

 

脳出血の発作後は動かしてはいけない」ということを、以前ではよく耳にしましたが、これは必ずしも正しいとはいえません。まずは、安全なところに患者さんを移すことを考えます。

 

そして、患者さんを座らせたり、横にさせて安静にできるようにします。患者さんがフラフラしている場合は、必ず側にいる人が付き添って支えてあげましょう。

 

注意すべき点は、無理に患者さんを歩かせないことです。意識があっても、本人が大丈夫だと言っても、無理に体を動かせてはなりません。周りに人がいなく、自分では患者さんを移せない場合、安全を確保したうえで、倒れた場所に寝かせるようにしていきます。

 

意識がない場合の対処

 

患者さんの意識がないときは、嘔吐していないかどうかをすぐに確認します。口の中に吐いたものが残っていると、のどにつまって窒息する可能性があるためです。

 

もし吐いている場合は、ハンカチなどを使って、口の中のものをかき出します。そして、顔や体を横向きにさせて、吐いたものが外に出るようにします。

 

患者さんの周りのものもどかすようにして、広くしておきましょう。患者さんを運ぶときや介助する際に、思わぬ事故を招く恐れがあるためです。

 

また、患者さんが、ネクタイやベルトなどをしている場合は、緩めるようにして楽にさせます。

 

脈がなく、身近にAED(自動体外式除細動器)がある場合は、機器の音声ガイドがあるので、それに従って使用します。自分で心臓マッサージを行う場合は、1分間に100回をめやすに真上から強く押します。

 

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脳卒中の発作が起こったときの対処関連エントリー

脳卒中の種類
脳卒中は、脳の血流に何らかの障害が起こって、脳の機能が妨げられる疾患の総称です。脳卒中のタイプは、脳出血・脳梗塞・くも膜下出血の3つに分けることができます。
脳のどの部分から出血するのか
脳出血とくも膜下出血は、同じ出血ですが、発生する部位が違ってきます。くも膜下出血は、脳を覆う「くも膜」の下に出血します。
脳出血の原因は高血圧
脳出血とは、脳内の血管が破れる病気です。その最大の原因となっているのは高血圧です。血圧をコントロールする生活が大切です。
脳出血の前兆と初期症状
脳出血は高血圧と深いかかわりのある病気です。残念ながらはっきりとした前ぶれというものはありません。ただし、疑わしい初期症状はあるので注意しておきましょう。
脳出血の種類と症状
脳出血は、出血する場所によっていくつかの種類に分けられます。出血する部位やその程度により症状も変わってきます。頭痛、嘔吐、意識障害、マヒなどは共通しています。
くも膜下出血とはどのような病気か
くも膜下出血はもっとも死亡率が高い脳の病気として知られており、その主な原因は血管にできた動脈瘤が破れることによって起こります。前ぶれとなる症状に注意しましょう。
くも膜下出血の症状
くも膜下出血の症状には、頭痛、嘔吐、意識障害、項部硬直などがあります。命にかかわる危険な症状に要注意です。
くも膜下出血の原因と危険因子
くも膜下出血を引き起こすのは脳の動脈瘤の破裂ですが、そこまでには喫煙や飲酒、高血圧なども大きな影響を与えています。予防のためには原因をしっかりと把握しておきましょう。
くも膜下出血の前兆/前ぶれ
くも膜下出血では、約半数の人が発作を起こす前に激しい頭痛を経験しています。脳に未破裂動脈瘤がある場合、様々な症状が出ることがあります。
くも膜下出血を起こしやすい家系はある?
くも膜下出血を起こしやすい、つまり脳動脈瘤の破裂を起こしやすい家系があるかについては、はっきりとした関係性はわかっていません。しかし、発症率は少し高い傾向があることは分かっています。
くも膜下出血は何をしているときに起こりやすいか
脳動脈瘤の破裂は、活動中や血圧が上がる行為で起こりやすいことがわかっています。たとえば、スポーツをしているとき、排便排尿時、性行為中などの場合です。
救急車を呼ぶときは早めに
脳出血やくも膜下出血と思われる発作が起こったら、早く救急車を呼ぶようにしましょう。そのときは慌てずに行動し、医師に状況を詳しく説明できるようにしましょう。
脳出血、くも膜下出血は再発する?
がんと同じように、脳出血、くも膜下出血とも再発の危険性があります。再発が起こると、マヒなどで全身にダメージが及ぶ可能性があります。