スポンサード リンク


くも膜下出血の症状

くも膜下出血では、脳出血や脳梗塞のように、顔や手足のマヒ、失語といった神経症状が出ることはほとんどありません。

 

くも膜下出血の発症時には、次のような症状が多く見られています。

 

頭痛

 

くも膜下出血でもっとも多い症状が頭痛です。それもふつうの頭痛ではなく、「ハンマーで思いっきり叩かれたような」と表現されるほど激しい頭痛が伴います。

 

しかし、出血が少ない場合には激しい頭痛ではなく、ふつうのかぜを引いたときの頭痛と同じように感じることがあります。

 

  • 頭痛が突然起こる
  • それまでに経験したことのないタイプの頭痛である
  • 数日にわたって持続する
  • 嘔吐、意識障害などを伴う場合がある

 

このような場合は早急に受診しなければなりません。

 

悪心・嘔吐

 

頭痛が起こった際に、吐き気を感じたり嘔吐する場合があります。意識がないときにも起こることがあります。

 

意識障害

 

くも膜下出血が重症化すると、意識障害があらわれます。頭痛が始まってから10分前後で意識を失うことが多く、数十分たつと意識が回復します。

 

フラフラする程度から、突然倒れるようなこともあります。意識が戻らない場合は危険な状態です。

 

項部硬直

 

項部とはうなじのことです。発病から数時間経過すると、頸の付け根から肩にかける部分が張ります。あおむけになった状態で首を持ち上げようとすると、上半身ごと持ち上がります。けいれんを起こすこともあります。

 

スポンサード リンク

くも膜下出血の症状関連エントリー

脳卒中の種類
脳卒中は、脳の血流に何らかの障害が起こって、脳の機能が妨げられる疾患の総称です。脳卒中のタイプは、脳出血・脳梗塞・くも膜下出血の3つに分けることができます。
脳のどの部分から出血するのか
脳出血とくも膜下出血は、同じ出血ですが、発生する部位が違ってきます。くも膜下出血は、脳を覆う「くも膜」の下に出血します。
脳出血の原因は高血圧
脳出血とは、脳内の血管が破れる病気です。その最大の原因となっているのは高血圧です。血圧をコントロールする生活が大切です。
脳出血の前兆と初期症状
脳出血は高血圧と深いかかわりのある病気です。残念ながらはっきりとした前ぶれというものはありません。ただし、疑わしい初期症状はあるので注意しておきましょう。
脳出血の種類と症状
脳出血は、出血する場所によっていくつかの種類に分けられます。出血する部位やその程度により症状も変わってきます。頭痛、嘔吐、意識障害、マヒなどは共通しています。
くも膜下出血とはどのような病気か
くも膜下出血はもっとも死亡率が高い脳の病気として知られており、その主な原因は血管にできた動脈瘤が破れることによって起こります。前ぶれとなる症状に注意しましょう。
くも膜下出血の原因と危険因子
くも膜下出血を引き起こすのは脳の動脈瘤の破裂ですが、そこまでには喫煙や飲酒、高血圧なども大きな影響を与えています。予防のためには原因をしっかりと把握しておきましょう。
くも膜下出血の前兆/前ぶれ
くも膜下出血では、約半数の人が発作を起こす前に激しい頭痛を経験しています。脳に未破裂動脈瘤がある場合、様々な症状が出ることがあります。
くも膜下出血を起こしやすい家系はある?
くも膜下出血を起こしやすい、つまり脳動脈瘤の破裂を起こしやすい家系があるかについては、はっきりとした関係性はわかっていません。しかし、発症率は少し高い傾向があることは分かっています。
くも膜下出血は何をしているときに起こりやすいか
脳動脈瘤の破裂は、活動中や血圧が上がる行為で起こりやすいことがわかっています。たとえば、スポーツをしているとき、排便排尿時、性行為中などの場合です。
脳卒中の発作が起こったときの対処
身近な人が脳出血などの発作が起こったときの対処法を簡単に解説しています。救急車を呼ぶまでの応急手当てを理解し、患者さんを安静に保つように努めましょう。
救急車を呼ぶときは早めに
脳出血やくも膜下出血と思われる発作が起こったら、早く救急車を呼ぶようにしましょう。そのときは慌てずに行動し、医師に状況を詳しく説明できるようにしましょう。
脳出血、くも膜下出血は再発する?
がんと同じように、脳出血、くも膜下出血とも再発の危険性があります。再発が起こると、マヒなどで全身にダメージが及ぶ可能性があります。