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高血圧が最も大きな原因
脳出血とは、脳の中を走る細い血管が破れて出血する病気をいいます。別名「脳内出血」とも呼ばれています。出血した血液は脳内にかたまりをつくるので、脳内血腫と呼ぶこともあります。
脳出血の最大の原因となっているのが高血圧です。血圧が高くなり、長年にわたって放置しておくと血管の壁が傷つきやすくなり(動脈硬化)、出血しやすい状態となります。
高血圧が原因の脳出血は、「高血圧性脳出血」と呼ばれており、脳出血全体の実に8割を占めています。残りの2割が「その他の脳出血」であり、脳の動静脈奇形のような、もともとの血管の異常が考えられます。
高齢になると脳血管の内側にアミロイドと呼ばれる異常なたんぱく質が沈着するようになり、血管がもろくなって破れやすくなります。この病気は「脳アミロイド血管症」といいます。
重症化すると脳ヘルニアになる
脳出血により頭蓋骨の内容物が増加すると、血腫により周囲の脳が圧迫されて、脳の機能が低下していきます。頭蓋内圧が高くなると、頭蓋内圧亢進を起こし、症状がさらに進行してしまいます。
このような状態になると「脳ヘルニア」を起こす場合があり、死に至る危険性が極めて高くなります。
脳ヘルニアには、以下の4つが知られています。特に重要なものは鉤ヘルニアです。
- 大脳鎌下ヘルニア
- 中心性ヘルニア
- 鉤(こう)ヘルニア
- 扁桃ヘルニア
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脳出血の原因は高血圧関連エントリー
- 脳卒中の種類
- 脳卒中は、脳の血流に何らかの障害が起こって、脳の機能が妨げられる疾患の総称です。脳卒中のタイプは、脳出血・脳梗塞・くも膜下出血の3つに分けることができます。
- 脳のどの部分から出血するのか
- 脳出血とくも膜下出血は、同じ出血ですが、発生する部位が違ってきます。くも膜下出血は、脳を覆う「くも膜」の下に出血します。
- 脳出血の前兆と初期症状
- 脳出血は高血圧と深いかかわりのある病気です。残念ながらはっきりとした前ぶれというものはありません。ただし、疑わしい初期症状はあるので注意しておきましょう。
- 脳出血の種類と症状
- 脳出血は、出血する場所によっていくつかの種類に分けられます。出血する部位やその程度により症状も変わってきます。頭痛、嘔吐、意識障害、マヒなどは共通しています。
- くも膜下出血とはどのような病気か
- くも膜下出血はもっとも死亡率が高い脳の病気として知られており、その主な原因は血管にできた動脈瘤が破れることによって起こります。前ぶれとなる症状に注意しましょう。
- くも膜下出血の症状
- くも膜下出血の症状には、頭痛、嘔吐、意識障害、項部硬直などがあります。命にかかわる危険な症状に要注意です。
- くも膜下出血の原因と危険因子
- くも膜下出血を引き起こすのは脳の動脈瘤の破裂ですが、そこまでには喫煙や飲酒、高血圧なども大きな影響を与えています。予防のためには原因をしっかりと把握しておきましょう。
- くも膜下出血の前兆/前ぶれ
- くも膜下出血では、約半数の人が発作を起こす前に激しい頭痛を経験しています。脳に未破裂動脈瘤がある場合、様々な症状が出ることがあります。
- くも膜下出血を起こしやすい家系はある?
- くも膜下出血を起こしやすい、つまり脳動脈瘤の破裂を起こしやすい家系があるかについては、はっきりとした関係性はわかっていません。しかし、発症率は少し高い傾向があることは分かっています。
- くも膜下出血は何をしているときに起こりやすいか
- 脳動脈瘤の破裂は、活動中や血圧が上がる行為で起こりやすいことがわかっています。たとえば、スポーツをしているとき、排便排尿時、性行為中などの場合です。
- 脳卒中の発作が起こったときの対処
- 身近な人が脳出血などの発作が起こったときの対処法を簡単に解説しています。救急車を呼ぶまでの応急手当てを理解し、患者さんを安静に保つように努めましょう。
- 救急車を呼ぶときは早めに
- 脳出血やくも膜下出血と思われる発作が起こったら、早く救急車を呼ぶようにしましょう。そのときは慌てずに行動し、医師に状況を詳しく説明できるようにしましょう。
- 脳出血、くも膜下出血は再発する?
- がんと同じように、脳出血、くも膜下出血とも再発の危険性があります。再発が起こると、マヒなどで全身にダメージが及ぶ可能性があります。