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脳には大量の血液が必要

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みなさんの頭の中にある脳は、生物が生きるために必要な生命維持や運動・知的活動などをコントロールする高度な器官です。普段の日常生活で脳を意識することはないと思いますが、実はものすごくがんばっているのです。

 

そのがんばりを支えているのが酸素やブドウ糖で、脳は他の臓器に比べて多く必要としています。しかし、酸素やブドウ糖を蓄積することはできないので、常に血液から補給しなければなりません。

 

このため、脳には「内頸動脈」と「椎骨・脳底動脈」という2種類の動脈系が張り巡らされて、1分間に約700mlもの血液が流れ込んでいます。

 

もしも、この血管がつまったり破れたりして、十分な血液が行き渡らなくなったらどうなるでしょうか?脳は酸素や栄養が不足し、細胞が壊死してしまうことで、機能が低下してしまいます。

 

脳卒中は3種類に分けられる

 

よく「脳卒中」と呼ばれますが、これは脳の血流に何らかの障害が起こったため、脳の機能が妨げられる疾患の総称のことです。「脳血管障害」と呼ばれることがありますが、こちらのほうがわかりやすいかもしれません。

 

脳卒中には大きく分けて3つのタイプがあります。

 

脳出血

脳の中の血管が破れて出血する

 

脳梗塞

脳の中の血管がつまったり狭くなったりして、血流が妨げられる

 

くも膜下出血

脳の表面を走る血管にできた動脈瘤が破裂し、脳を覆う「くも膜」の内側に出血が広がる

 

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脳卒中の種類関連エントリー

脳のどの部分から出血するのか
脳出血とくも膜下出血は、同じ出血ですが、発生する部位が違ってきます。くも膜下出血は、脳を覆う「くも膜」の下に出血します。
脳出血の原因は高血圧
脳出血とは、脳内の血管が破れる病気です。その最大の原因となっているのは高血圧です。血圧をコントロールする生活が大切です。
脳出血の前兆と初期症状
脳出血は高血圧と深いかかわりのある病気です。残念ながらはっきりとした前ぶれというものはありません。ただし、疑わしい初期症状はあるので注意しておきましょう。
脳出血の種類と症状
脳出血は、出血する場所によっていくつかの種類に分けられます。出血する部位やその程度により症状も変わってきます。頭痛、嘔吐、意識障害、マヒなどは共通しています。
くも膜下出血とはどのような病気か
くも膜下出血はもっとも死亡率が高い脳の病気として知られており、その主な原因は血管にできた動脈瘤が破れることによって起こります。前ぶれとなる症状に注意しましょう。
くも膜下出血の症状
くも膜下出血の症状には、頭痛、嘔吐、意識障害、項部硬直などがあります。命にかかわる危険な症状に要注意です。
くも膜下出血の原因と危険因子
くも膜下出血を引き起こすのは脳の動脈瘤の破裂ですが、そこまでには喫煙や飲酒、高血圧なども大きな影響を与えています。予防のためには原因をしっかりと把握しておきましょう。
くも膜下出血の前兆/前ぶれ
くも膜下出血では、約半数の人が発作を起こす前に激しい頭痛を経験しています。脳に未破裂動脈瘤がある場合、様々な症状が出ることがあります。
くも膜下出血を起こしやすい家系はある?
くも膜下出血を起こしやすい、つまり脳動脈瘤の破裂を起こしやすい家系があるかについては、はっきりとした関係性はわかっていません。しかし、発症率は少し高い傾向があることは分かっています。
くも膜下出血は何をしているときに起こりやすいか
脳動脈瘤の破裂は、活動中や血圧が上がる行為で起こりやすいことがわかっています。たとえば、スポーツをしているとき、排便排尿時、性行為中などの場合です。
脳卒中の発作が起こったときの対処
身近な人が脳出血などの発作が起こったときの対処法を簡単に解説しています。救急車を呼ぶまでの応急手当てを理解し、患者さんを安静に保つように努めましょう。
救急車を呼ぶときは早めに
脳出血やくも膜下出血と思われる発作が起こったら、早く救急車を呼ぶようにしましょう。そのときは慌てずに行動し、医師に状況を詳しく説明できるようにしましょう。
脳出血、くも膜下出血は再発する?
がんと同じように、脳出血、くも膜下出血とも再発の危険性があります。再発が起こると、マヒなどで全身にダメージが及ぶ可能性があります。