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未破裂動脈瘤への対処法

脳ドックなどで脳の検査を受けると、破裂前の動脈瘤が見つかることがあります。動脈瘤はくも膜下出血を引き起こす原因にもなっています。

 

動脈瘤が見つかると、慌ててしまい、至急治療が必要と思われるかもしれませんが、動脈瘤のコブの状態によって対応は変わってきます。

 

個人差もありますが、目安は「動脈瘤の大きさが5mmを超えているかどうか」で判断されます。

 

直径が5mm以下の場合

 

動脈瘤が破裂する可能性はかなり低いので、しばらくは様子を見ることになります。検査はだいたい1年に1回のペースでおこない、コブの周りにもろい部分がないかを調べていきます。

 

ただし、コブの大きさや形、家族に病歴がある場合によっては、慎重に見ていくこともあります。

 

直径が5mm以上の場合

 

動脈瘤の大きさが5mmを超えている場合は、破裂を防ぐために手術を考えていきます。短期間でどんどんコブが大きくなる場合も、治療をおこなっていきます。動脈瘤塞栓術などで対応していきます。

 

動脈瘤が見つかっても自分でできることはある

 

動脈瘤が見つかると、誰しもが不安を覚えることになるでしょう。しかし、本格的に病院で治療をすすめていく以外にも、自分でできることはたくさんあります。

 

まずは、禁酒・禁煙を徹底させましょう。これらは、くも膜下出血の発作の原因となります。血圧が高い場合は、日常生活で血圧をコントロールするように努めましょう。

 

くも膜下出血の前兆となるような症状も知っておくと、慌てて行動しなくて済むようにもなります。

 

そして、くも膜下出血についての情報を集めておきましょう。病院で専門医と話す際にも、スムーズにやりとりができます。

 

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