薬を使うときの注意点
薬の使用履歴は管理しておく
治療に使う薬の種類はとても多く、組み合わせて服用することもあります。自分が服用している薬の記録・管理をすることは非常に大切です。できれば薬を管理するためだけに手帳を1つ購入して、いつ、どんなときに、どれくらいの量の薬を使うのかをメモしておくとよいでしょう。専用の手帳は薬局などでも手に入ります。
発作がおこったときの具体的な症状や、天気の状態などを記録しておくと、次の発作の予防に役立てることができます。
自分勝手に薬の使用を止めない
薬を服用していてすぐに効き目がない場合でも、自分の判断で使用を止めてしまったり、発作時だけ薬を使うなどというようなことは避けましょう。薬はすぐに効果があらわれるというものではなく、ゆっくりと効果を発揮するものがほとんどです。
薬の間違った使い方が発作を招いて、さらなる症状の悪化やぜんそく死で命を落とすこともあります。症状が軽い日も薬の使用はおろそかにしないようにしましょう。
薬の飲み合わせに注意
ぜんそくの治療には長期間かかるため、その間に他の病気を発症してしまい、その病気の治療のために薬を使うことにまることもあろうかと思います。薬によっては、ぜんそくの薬と併用して使うと良くない場合があるので、注意が必要です。他の病気で診断を受けるときには、必ずぜんそくの薬を服用していることを担当の医師に告げましょう。
また、市販されている薬を自分の判断で服用するのはやめましょう。病院で処方された薬を使うのが一番よい方法です。もし薬局の薬を使いたい場合には、医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬はまとめて飲まない
薬を飲み忘れたときに、次の薬の服用までに時間があるときは、気づいたときに飲むようにします。しかし、飲み忘れた分を取り戻そうとして一気に飲んでしまうと、体内の薬の濃度が高まって危険な状態になるおそれがあります。飲み忘れた分を短時間でまとめて飲むのは避けましょう。
薬の量を勝手に増やさない
薬の効果を実感できないからといって、自分の判断で勝手に薬の量を増やすようなことはやめましょう。薬にはその種類によって、効果があらわれる時間にかなりの差があります。その場合は必ず医師に相談して薬の量を調節しましょう。
スポンサード リンク