息苦しさをやわらげる工夫
楽な姿勢で休もう
発作が軽いときには、我慢や無理をするのではなく、ちょっと休憩を取りながら薬を使って様子をみていきます。
休むときには、仰向けの姿勢ではかえって呼吸が苦しくなり、咳き込んでしまうことがあります。
上体はやや起こすようにして、えり元や下着などをゆるめると呼吸が楽になります。
水分をとる
痰が増えてくると、気道が狭くなって呼吸も苦しくなります。痰をきれやすくするためには、水分を多めにとるように心がけましょう。水の他にも、お茶でも大丈夫です。子どもの場合は、飲みやすいジュースなどでもかまいません。
ただし、冷たすぎる飲み物や、コーラ、サイダーなどの刺激の強い炭酸飲料は避けるようにしましょう。かえってのどの粘膜を痛めることがあります。
痰をきる(出す)
思い切って痰を出して、呼吸を楽にします。理学療法には「体位排痰法」という痰を出す方法がありますが、自分でできるやり方もあります。
まずは、横隔膜でゆっくりと息を吸います。その後、腹筋を緊張させて、息を止めてから数回ほど咳をして痰を出していきます。
乳幼児の場合は、肩に抱えるように抱っこをして、背中をトントンと下から上へ軽くたたくと痰が出てきます。ミルクを飲ませたときのゲップを出させる要領と同じです。
息苦しさを和らげる方法は、人によっても違った方法があることと思います。自分でいろいろ工夫してみて、一番良い方法を見つけることも大切です。
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