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耳硬化症
耳小骨の異常
耳硬化症(じこうかしょう)は、鼓膜の振動を増幅して蝸牛に伝える3つの耳小骨(じしょうこつ)のうち、アブミ骨底板の動きが悪くなって聴力が低下していく病気です。
耳硬化症の発症の要因の一つには、食生活の影響が考えられます。とくに、高カロリーの欧米型の食事をとっているとかかりやすいといわれています。欧米人に多く日本人に少ないといわれてきましたが、食生活の変化で近年は増加傾向にあります。
また、男性よりも女性にやや多い病気で、妊娠や出産がきっかけとなって悪化する例もあります。
耳硬化症による難聴は、手術で治すことができますが、治療後には食生活の見直しをしていかなければなりません。
治療の進め方
薬による治療はまだまだ研究段階なので、聴力を回復するには手術以外には方法がありません。10日ほどの入院で完治が可能です。
診断
聴力検査やティンパノグラムなどで診断をおこなっていきます。
↓
手術
アブミ骨を摘出し、アブミ骨の代用(ワイヤーなど)となるものを挿入します。
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