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耳の外傷による難聴
耳かきで鼓膜を傷つけてしまう
難聴の原因には、耳の病気のほかにも「耳のケガ」も考えられます。実は耳のケガが最も多い原因となっているのです。
一番多いのは、耳そうじの最中にあやまって耳の中の鼓膜を傷つけてしまうというものです。母親が子どもの耳そうじをしているときに、急に子どもが動いて鼓膜を突いてしまうというケースもあります。
また、騒音も外傷原因のひとつとなっています。大きな音で内耳の感覚細胞が傷つくことがあります。
鼓膜に穴が開いてしまうと・・・
鼓膜が裂けると、強い痛みと難聴が起こります。ケガの程度が深ければ、手術が必要なこともあります。
なお、外耳道の長さは、大人でも3.5センチほどしかありません。そのため、耳かき中に鼓膜を傷つけてしまう事故はよく起こります。
耳の近くを叩かれると、鼓膜や耳小骨が損傷する場合もあります。
治療の進め方
診断
鼓膜の様子を観察して、ケガの部位や程度を調べていきます。
↓
治療
傷が小さい場合は、鼓膜の穴が自然にふさがることがあります。大きな穴が開いていたり、損傷が深い場合は、手術(鼓室形成術)をおこないます。
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