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排尿障害にも注意
脳卒中の後遺症として、排尿障害もよくみられます。排尿障害というと、腎臓が悪いのかなと思うかもしれませんが、脳の領域には排尿をコントロールする部分があり、そこが損傷を受けることで起こります。
- うまく排尿できない・・・膀胱の筋肉が麻痺し、たまった尿を押し出すことができない
- 頻尿・・・膀胱に十分な量の尿をためることができず、ひんぱんに尿意を感じる
- 失禁・・・尿意を我慢しきれず、失禁してしまう
頻尿や失禁は、専用の下着やパッドでケアしていきます。尿が出にくい場合は、膀胱にバルーンカテーテルを通して導尿を行います。
視覚障害
脳の視覚にかかわる領域が損傷を受けると、視覚障害が起こります。
- 物が二重に見える・・・左右の眼球の動きがずれると起こる。片側の目だけで見ると正常だが、両目で見るとブレる
- 視野の片側が欠ける・・・右脳が損傷を受けた場合は左側、左脳が損傷を受けた場合は右側の視野が欠ける
痛みやしびれ
傷がないのに痛みやしびれなどの症状があらわれることがあります。これを疼痛性障害といいます。患部を温める物理療法や、鎮痛剤で痛みを和らげます。
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