Q.腎生検は怖くありませんか?

腎生検はどんな検査?

医者から正確な診断のためには腎生検(バイオプシー)が有効と言われました。腎臓に針を刺すと聞いたので、とても不安です・・

生検は、臓器の一部を採取して、顕微鏡で直接調べる検査です。がんの確定診断などに用いられます。

 

腎臓病の場合の腎生検は、糸球体腎炎やネフローゼ症候群、IgA腎症などの確定診断と、適切な治療方針を決めるためにとても重要です。

 

その検査方法ですが、腎臓の中に針を刺して組織を採取するというものなので、患者さんにとっては、痛みが強いのではないか、出血をするのではないか、という不安もあると思われます。

 

たしかに針が刺さった瞬間は、若干の衝撃や圧迫感がありますが、前もって局部麻酔を行いますので、痛み自体はほとんどありません。

 

出血についても軽く、輸血や外科処置が必要になるのはごくまれです。ただし、生検後約1週間は再出血しやすくなるので、激しい運動などは避けなければなりません。

 

検査の所要時間は20分程度です。医者に勧められても、最終的に検査を受けるかどうかの判断は自分が行いますので、十分に説明を受けたうえで決定しましょう。

 

 
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