水分の制限について
腎不全になると水分の制限が必要になりますか？あまり制限し過ぎると脱水も心配です。
水分制限は慢性腎臓病（CKD）のステージから目安を決めますが、「ステージ４だからまだ大丈夫」「ステージ５だから必要」というわけではありません。
患者さんのなかには水が体に溜まりやすい人がいますので、そういった方はステージに関係なく水分制限が必要になります。
水が溜まりやすいのは、塩分摂取が多い人、立ち仕事が多い人、尿たんぱくが１日３ｇ以上出ている人、血清アルブミンが３．２ｇ/dl以下の人などです。
水分制限を指示された場合、料理は水分量を少ないものにしなければなりません。
水分をとばした炒め物を食べたり、麺類は汁を飲まないようにします。
一般的に食事に含まれる水分は800mlほどですが、制限した場合は、１回の食事で200ml、１日に６００mlにします。
ただし、制限しすぎて今度は脱水状態を起こさないように注意しなければなりません。
セルフコントロールしていき、食事指導に従いましょう。
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