お酒はやめないといけないのか
お酒が大好きで飲み会にもよく参加しています。腎臓病になったら禁酒しなければならないのですか?
糖尿病などの食事療法では禁酒指導されることが多いので、腎臓病もお酒をやめなければいけないと思うかもしれません。
しかし、アルコールは腎臓にはあまり悪影響を及ぼしません。お酒に含まれるたんぱく質はわずかな量なので問題になりません。ビールに含まれるプリン体も同じです。
ですので、禁酒する必要はなく、楽しんで構わないでしょう。ただし、お酒も飲み過ぎるとよくありません。飲み会などでも適量を守りましょう。
なお、お酒を飲んで顔が赤くなる体質の人も多いですが、このような人はさらに量を少なくする必要があります。
顔が赤くなるとよいという話もあるようですが、これはアルコールの分解能力が高くない証拠ですので、いっそう注意しなければなりません。
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