Q.別の病気の手術で腎機能が低下してしまうことはある?

別の手術による影響はある?

CKDにかかっていますが、胃にも腫瘍が見つかり手術を受けることになりました。この手術で腎臓に何か悪影響が出ませんでしょうか?

腎臓病患者さんで他の手術を受けることになった際、「手術中は腎機能が落ちるのではないか」「手術後に体力が低下して人工透析になってしまうのではないか」と心配される方もいます。

 

とくに初めての手術は不安になるかと思いますが、基本的に患者さんが注意することや心配することはほとんどないといっていいでしょう。

 

手術前には入念に検査を行います。手術の執刀医や麻酔科医も腎機能について把握していますので、細心の注意を払って手術計画を立てています。

 

手術中に感染症が起こったり大量出血が起こるといった話を耳にした方もいるかもしれませんが、現在の医療ではこのようなトラブルはほぼありません。

 

手術中の体調管理についても、脱水が起こらないよう点滴を受けたり、血圧が下がり過ぎないようにしています。もしどうしても不安が残る場合は、医師に直接尋ねるのがよいでしょう。

 

 
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Q.腎臓病は遺伝しますか?
腎臓病のなかには遺伝性のものもあり、家族内で発病する場合もあります。糖尿病性腎症などがあります。
Q.子供が腎臓の病気で退院。学校生活で注意させることは?
子供が腎臓病を発症していた場合は、学校生活で運動制限が必要になります。再発することもあるので、保護者は気を配りましょう。
Q.性生活は腎臓に悪いですか?
腎臓病の方でも、通常の範囲内なら性生活を特に規制する必要はありません。ただし、腎機能が極端に低下している人は、控えるように指導されます。
Q.機能しなくなった腎臓は体内に残しても問題ない?
機能が低下した腎臓でも、わずかに働いている可能性がある場合は、摘出せずに体内に残します。ただし、癌が発生する場合もあるので、定期検査でチェックしましょう。
Q.透析治療の患者でも旅行は大丈夫ですか?
透析療法を受けていても、病状が安定していれば、国内・海外旅行も可能です。旅先で透析施設があるかどうか調べておくことが重要です。
Q.腎生検をすすめられたのですが、痛みなどはありませんか?
腎生検は腎臓に針を刺して検査するという方法から、恐怖心を抱く患者さんも多いようです。ただ、麻酔をするので痛みはなく、出血もごく軽くで済みます。
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感染症を予防するために、腎臓病の患者さんもワクチンの接種をしておきましょう。インフルエンザワクチンのほか、女性は子宮頸がんワクチンを受けておくのが望ましいです。
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慢性腎臓病(CKD)が進行すると、皮膚のかゆみを訴える人が多くなります。ただし、加齢による湿疹の一種である場合もあります。
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Q.CKDですが血圧が下がりすぎて心配です・・・
血圧が下がりすぎると、立ちくらみで転倒したり、車の運転が怖くなります。逆に上がりすぎる方もいますが、薬を調節していきましょう。
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Q.CKDになると人工透析や腎移植しか方法は残されていないのですか?
慢性腎不全になると、確かに人工透析や腎移植が治療法となります。しかし、透析導入までには時間があるので、その期間で腎機能を保つ方法を検討します。