診療時間外・深夜・休日の診療代は割増しになる

時間外受診は割増しになるので注意!

腎臓病,症状,原因,治療,食事

 

医療機関が表示している診療時間以外に受診すると、原則として、通常の診療代に上乗せされた金額が請求されます。たとえば、夜間や早朝、休日に病院に行ったときです。

 

再診時はもちろん、調剤薬局でも時間外は加算がつきます。どうしても急に具合が悪くなってすぐに診てもらいたい場合をのぞいて、できる限り診療時間内の受診のほうが医療費を抑えることができます。

 

もし「昼間に行きそびれたから夜に行こう」「夜なら待ち時間が少なくていい」という安易な理由だけなら、なるべく診療時間内に行くことを心がけましょう。

 

受診する曜日や時間帯によって上乗せ金額が異なる

診療時間外に診察を受けると、曜日や時間帯によって、「時間外加算」「深夜加算」「休日加算」の3つが上乗せされます。

 

時間外加算

おおむね朝6〜8時と夜18〜22時に受診した場合(土曜は朝6〜8時と正午〜22時)にかかる上乗せ料金です。初診で255円、再診で195円(3割負担)かかります。

 

深夜加算

おおむね夜22〜翌朝6時に受診した場合にかかる上乗せ料金です。初診で1440円、再診で1260円(3割負担)かかります。

 

休日加算

日曜日や祝日に受診した場合にかかる上乗せ料金です。初診で750円、再診で570円(3割負担)かかります。

 

なお、休日当番医や自治体が設置する休日・夜間急患診療所などを受診したときにも、上乗せされることがあります。このような休日当番医などは、あくまでも急患の人が対象になっているので、急いでいない人はできるだけ他の日に行くほうがいいでしょう。

 

 
スポンサードリンク

診療時間外・深夜・休日の診療代は割増しになる関連エントリー

1ヶ月の医療費が高額になったら高額療養費制度を利用しよう
ケガや病気などで、1ヶ月の医療費が高額になってしまうこともあるでしょう。泣く泣く数十万円も支払う必要はありません。高額療養費制度を利用することで、数万円以内に抑えることも可能です。
「世帯合算」「多数該当」 高額療養費制度のしくみを賢く利用しよう
高額療養費制度には、「世帯合算」や「多数該当」というしくみが用意されています。うまく利用することで、医療費の差額が支給されたり、自己負担限度額が下がって給付額が増えます。
限度額適用認定証を保険証と一緒に提出すると医療費軽減
入院などで医療費が高額になりそうなときは、医療保険から「限度額適用認定証」の交付を受けておくと、支払いが自己負担限度額までになります。詳しくは加入している医療保険に問い合わせてください。
かかりつけ医の紹介状をもらうと「選定療養費」がかからない!
総合病院や大学病院での受診は、原則としてかかりつけ医からの紹介状が必要になります。紹介状がなくても診てもらえはしますが、自費で「選定療養費」が請求されることになります。
旅行に行くときも健康保険証は肌身離さずに!
どこに行くときも健康保険証は常に携行しておくようにしましょう。もし保険証なしで病院を受診したら、3割負担が10割負担となってしまいます。
医療費の合計が1年間10万円を超えたら控除を受けよう
確定申告ではさまざまな控除を受けることができますが、1年間に10万円以上の医療費がかかった場合、医療費控除の対象となります。ただし、医療費控除の対象とはならないものもあるので注意しましょう。
医療費をクレジットカード払いにしたほうがいい理由
最近では大学病院などでクレジットカードで支払いができるところが増えています。医療費を窓口で現金払いしている人がまだまだ多いですが、リスクを考えるとクレジットカード払いにしたほうが安全です。ポイントが貯まるというメリットもあります。
病院の領収書や調剤薬局のレシートを保管しておく
医療費控除の申告には領収書やレシートなどが必要になります。ゴミだからといって捨ててしまうと、損をしてしまうので注意しましょう。保管する場所をしっかり決めておくとよいでしょう。
差額ベッド代の費用を抑えよう
入院したときに個室を利用すれば差額ベッド代が発生します。相部屋よりプライバシーが保たれていて、個人用の収納設備もあるので、療養には適しています。ただし、自分には必要が無いと思えば、費用を節約するためにも、あえて利用しなくてよいでしょう。
病院に行かなければ医療費もかからない!
微熱や軽い風邪でも、日本人は病院に足を運ぶ傾向があります。症状が重ければ受診は仕方ありませんが、毎回風邪のたびに病院にかかるのは、医療費のムダになります。自宅でゆっくり休むことで治ります。
安易な救急車の利用は控えよう
救急車は本当に必要な患者が利用しなければなりません。病院までのタクシー代わりに気軽に利用したりするのはやめましょう。患者本人にとっても医療費と時間のムダです。
ムダな保険料はカット!医療保険の見直しをしよう
病気やケガなどに備えての医療保険ですが、毎月の保険料が高額になっている方も多いのではないでしょうか。加入している医療保険や特約などを見直して節約しましょう。
人工透析、血友病、HIVの治療は月1万〜2万円ですむ
高額な医療費がかかる場合には高額療養費制度がありますが、それでも病気によっては莫大な医療費がかかります。国が指定している特定疾病(高額長期疾病)に該当すれば、自己負担額が月1万円程度になります。