旅行に行くときも健康保険証は肌身離さずに!

健康保険証を忘れてしまうと全額自己負担に!

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どんなところに行くときも、健康保険証は常に持っておいたほうがよいでしょう。とくに気をつけたいのは旅行のときです。旅行を楽しみたいと思うあまりに、ケガや病気になったときのことまで頭が回らないかもしれませんが、慣れない土地に行くと体の具合が悪くなることがあります。

 

旅行先で初めて病院にかかったときでも、健康保険証を持っていれば3割負担で済みます。しかし、保険証を持っていなければ、10割負担の診療代が重くのしかかります。

 

近所の病院でしたら、健康保険証を忘れて受診しても、その場は全額負担となりますが、後日あらためて保険証を持っていけば、自己負担分を除いた金額を返金してもらうことがあります。

 

療養費の申請も可能

旅先など遠い場所の病院にかかって、もう一度その病院に行くことが難しいときは、自分が加入する健康保険の保険者に療養費の申請をする方法があります。申請をすると、3割の自己負担分を差し引いた金額を返金してもらうことができます。

 

申請の手続きは、国民健康保険の場合は市区町村の窓口、それ以外の場合は自身が加入する健康保険組合などで行います。所定の申請書が用意されているので、領収書と診療報酬明細書を添付します。なお、申請できる期間は、医療費を支払った翌日から2年以内となっています。

 

もし申請をしなかったり、申請できる期間を過ぎてしまった場合、医療費の払い戻しはされずに全額自己負担のままになってしまいます。保険証があれば3割負担のところですが、10割負担となってかなりの出費をしいられます。

 

いつも携帯している財布に保険証を入れておくようにして、肌身離さず持っておくようにしましょう。

 

 
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