ムダな保険料はカット!医療保険の見直しをしよう

医療保険料をもう一度見直そう

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病気やケガによる入院などに備えて、各種医療保険に入っている方も多いと思います。
万が一の事態になったときに大きな保障を得ることができるのは安心です。

 

しかし、毎月の保険料が高額になっている家庭もあります。保険料が家計を圧迫して、生活が苦しいと感じる世帯も多いようです。保険料を支払うのが苦痛に感じたら、医療保険の見直しをしてみましょう。

 

国の制度として、1ヶ月の医療費が一定額以上になったときには、超えた分が払い戻しされる「高額療養費制度」があります。とくに年収約370万円未満の人については、以前よりも手厚くなりました。

 

高額療養費制度があるので、必要以上に医療保険の保障を厚くしなくてよいかもしれません。医療保険には生活習慣病や女性特有疾患などに対応した特約もありますが、それも見直して保険料を安くしたほうがいいでしょう。

 

保険料は年払いがお得

保険料の支払いは毎月支払う「月払い」にしている世帯が多いですが、1年分をまとめて支払う「年払い」に変更したほうが保険料が安くなる場合があります。まとめて支払えば、割引率が高くなって、支払総額が少なくなります。

 

「一気に支払うのは家計が苦しい」と思うかもしれませんが、毎月支払っていた保険料の分を貯めておくようにすればいいのです。途中で手を付けないように別の口座で管理するとよいでしょう。

 

年払いにした場合、途中解約したり死亡保険金を受け取ったりしたときに、残りの保険料がムダになりそうと考えるかもしれませんが、2010年4月以降に契約した保険では、未経過保険料が返還されるようになっています。

 

ただし、契約内容によって返還の対象とならないものがあるので、保険会社に確認しておくことが重要です。

 

保険料はクレジットカード決済がお得

最近では病院で支払う医療費をクレジットカード払いにしてポイントを貯めている人が多いですが、医療保険でも対応しているのが一般的になりました。

 

クレジットカード決済ならば、現金で支払うよりもポイントが自動的に貯まってお得です。気に入った商品と交換したり、マイルに交換して旅行費用に充てている人もいます。

 

新規契約の保険でなくても、途中加入の保険でもクレジットカード払いに変更できるところもあるので、検討してみると良いでしょう。クレジットカードを利用する際は、契約者名義のものであること、上限額に注意することなど、いくつかの条件があるのでよく確認しておきましょう。

 

 
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1ヶ月の医療費が高額になったら高額療養費制度を利用しよう
ケガや病気などで、1ヶ月の医療費が高額になってしまうこともあるでしょう。泣く泣く数十万円も支払う必要はありません。高額療養費制度を利用することで、数万円以内に抑えることも可能です。
「世帯合算」「多数該当」 高額療養費制度のしくみを賢く利用しよう
高額療養費制度には、「世帯合算」や「多数該当」というしくみが用意されています。うまく利用することで、医療費の差額が支給されたり、自己負担限度額が下がって給付額が増えます。
限度額適用認定証を保険証と一緒に提出すると医療費軽減
入院などで医療費が高額になりそうなときは、医療保険から「限度額適用認定証」の交付を受けておくと、支払いが自己負担限度額までになります。詳しくは加入している医療保険に問い合わせてください。
かかりつけ医の紹介状をもらうと「選定療養費」がかからない!
総合病院や大学病院での受診は、原則としてかかりつけ医からの紹介状が必要になります。紹介状がなくても診てもらえはしますが、自費で「選定療養費」が請求されることになります。
診療時間外・深夜・休日の診療代は割増しになる
病院の夜間・早朝・休日の受診や調剤は、料金が割増しになってしまいます。緊急を要する場合は仕方ありませんが、昼間に行けるようであれば、なるべく行ったほうが安くすみます。
旅行に行くときも健康保険証は肌身離さずに!
どこに行くときも健康保険証は常に携行しておくようにしましょう。もし保険証なしで病院を受診したら、3割負担が10割負担となってしまいます。
医療費の合計が1年間10万円を超えたら控除を受けよう
確定申告ではさまざまな控除を受けることができますが、1年間に10万円以上の医療費がかかった場合、医療費控除の対象となります。ただし、医療費控除の対象とはならないものもあるので注意しましょう。
医療費をクレジットカード払いにしたほうがいい理由
最近では大学病院などでクレジットカードで支払いができるところが増えています。医療費を窓口で現金払いしている人がまだまだ多いですが、リスクを考えるとクレジットカード払いにしたほうが安全です。ポイントが貯まるというメリットもあります。
病院の領収書や調剤薬局のレシートを保管しておく
医療費控除の申告には領収書やレシートなどが必要になります。ゴミだからといって捨ててしまうと、損をしてしまうので注意しましょう。保管する場所をしっかり決めておくとよいでしょう。
差額ベッド代の費用を抑えよう
入院したときに個室を利用すれば差額ベッド代が発生します。相部屋よりプライバシーが保たれていて、個人用の収納設備もあるので、療養には適しています。ただし、自分には必要が無いと思えば、費用を節約するためにも、あえて利用しなくてよいでしょう。
病院に行かなければ医療費もかからない!
微熱や軽い風邪でも、日本人は病院に足を運ぶ傾向があります。症状が重ければ受診は仕方ありませんが、毎回風邪のたびに病院にかかるのは、医療費のムダになります。自宅でゆっくり休むことで治ります。
安易な救急車の利用は控えよう
救急車は本当に必要な患者が利用しなければなりません。病院までのタクシー代わりに気軽に利用したりするのはやめましょう。患者本人にとっても医療費と時間のムダです。
人工透析、血友病、HIVの治療は月1万〜2万円ですむ
高額な医療費がかかる場合には高額療養費制度がありますが、それでも病気によっては莫大な医療費がかかります。国が指定している特定疾病(高額長期疾病)に該当すれば、自己負担額が月1万円程度になります。