病院に行かなければ医療費もかからない!

風邪で毎回病院に行く必要はない?

腎臓病,症状,原因,治療,食事

 

「少し熱っぽいから病院で診てもらおう」「くしゃみが出るから病院で薬をもらってこよう」このように日本人は大したことがないのに病院にすぐ行く傾向があります。海外の人たちから見ると「なんでその程度で病院に行くのか」と不思議に思うそうです。

 

病院に行く度に医療費がかかります。病院に行かずに自宅で少し療養すれば、ムダな医療費をかけずに治すことができます。風邪の度に病院に行かないだけでも、けっこうな医療費を節約できるものです。

 

病院に薬を貰いに行くためといっても、そもそも風邪に効く薬は存在しません。受診したときには鼻水、咳、発熱などへの薬を処方されますが、それは症状を一時的に抑えるだけです。風邪のウイルスがいなくなるわけではありません。

 

点滴をしてもらって元気になったという人もいますが、それも同様です。点滴に風邪に効く特効薬が入っているわけではなく、水分や栄養補給を行っているだけです。

 

発熱や咳などの風邪の症状は、人間が元々備わっている正常な防御反応ということを理解しておきましょう。薬を飲んでそれらの症状を抑えるということは、体がウイルスを排除しようとする働きを邪魔していることになります。

 

病院に行かないことが自己防衛にもなる

病院は新たな病気が持ち込まれないように、ほかの公共施設に比べると厳しい衛生管理を行っています。病院の玄関に消毒液を設置したり、外来患者や見舞客にも消毒を促すなど徹底しています。

 

それでも、総合病院や大学病院などは、重症の人や難しい病気の人も多数来ており、さまざまな菌が存在しています。院内感染が起こらないように配慮されていますが、免疫力が落ちている人は特に注意しなければなりません。

 

風邪を治してもらおうと大きな病院を選んだつもりが、かえって重い病気をもらって帰ってきたということもありえます。治療するために行く病院で感染するというのは想定外かもしれませんが、実際にはこのようなリスクがあります。

 

自分の症状は病院に行くほどのものなのか、よく考えて判断していきましょう。

 

風邪の症状でも、まれに重大な病気の影響によるものである場合があります。普段の風邪とは少し違うと感じたら、念のため病院で詳しい検査をしてもらいましょう。

 

 
スポンサードリンク

病院に行かなければ医療費もかからない!関連エントリー

1ヶ月の医療費が高額になったら高額療養費制度を利用しよう
ケガや病気などで、1ヶ月の医療費が高額になってしまうこともあるでしょう。泣く泣く数十万円も支払う必要はありません。高額療養費制度を利用することで、数万円以内に抑えることも可能です。
「世帯合算」「多数該当」 高額療養費制度のしくみを賢く利用しよう
高額療養費制度には、「世帯合算」や「多数該当」というしくみが用意されています。うまく利用することで、医療費の差額が支給されたり、自己負担限度額が下がって給付額が増えます。
限度額適用認定証を保険証と一緒に提出すると医療費軽減
入院などで医療費が高額になりそうなときは、医療保険から「限度額適用認定証」の交付を受けておくと、支払いが自己負担限度額までになります。詳しくは加入している医療保険に問い合わせてください。
かかりつけ医の紹介状をもらうと「選定療養費」がかからない!
総合病院や大学病院での受診は、原則としてかかりつけ医からの紹介状が必要になります。紹介状がなくても診てもらえはしますが、自費で「選定療養費」が請求されることになります。
診療時間外・深夜・休日の診療代は割増しになる
病院の夜間・早朝・休日の受診や調剤は、料金が割増しになってしまいます。緊急を要する場合は仕方ありませんが、昼間に行けるようであれば、なるべく行ったほうが安くすみます。
旅行に行くときも健康保険証は肌身離さずに!
どこに行くときも健康保険証は常に携行しておくようにしましょう。もし保険証なしで病院を受診したら、3割負担が10割負担となってしまいます。
医療費の合計が1年間10万円を超えたら控除を受けよう
確定申告ではさまざまな控除を受けることができますが、1年間に10万円以上の医療費がかかった場合、医療費控除の対象となります。ただし、医療費控除の対象とはならないものもあるので注意しましょう。
医療費をクレジットカード払いにしたほうがいい理由
最近では大学病院などでクレジットカードで支払いができるところが増えています。医療費を窓口で現金払いしている人がまだまだ多いですが、リスクを考えるとクレジットカード払いにしたほうが安全です。ポイントが貯まるというメリットもあります。
病院の領収書や調剤薬局のレシートを保管しておく
医療費控除の申告には領収書やレシートなどが必要になります。ゴミだからといって捨ててしまうと、損をしてしまうので注意しましょう。保管する場所をしっかり決めておくとよいでしょう。
差額ベッド代の費用を抑えよう
入院したときに個室を利用すれば差額ベッド代が発生します。相部屋よりプライバシーが保たれていて、個人用の収納設備もあるので、療養には適しています。ただし、自分には必要が無いと思えば、費用を節約するためにも、あえて利用しなくてよいでしょう。
安易な救急車の利用は控えよう
救急車は本当に必要な患者が利用しなければなりません。病院までのタクシー代わりに気軽に利用したりするのはやめましょう。患者本人にとっても医療費と時間のムダです。
ムダな保険料はカット!医療保険の見直しをしよう
病気やケガなどに備えての医療保険ですが、毎月の保険料が高額になっている方も多いのではないでしょうか。加入している医療保険や特約などを見直して節約しましょう。
人工透析、血友病、HIVの治療は月1万〜2万円ですむ
高額な医療費がかかる場合には高額療養費制度がありますが、それでも病気によっては莫大な医療費がかかります。国が指定している特定疾病(高額長期疾病)に該当すれば、自己負担額が月1万円程度になります。