酸素吸入で群発頭痛を治療
すすめられる頭痛のタイプ → 群発頭痛
群発頭痛の頭痛発作は、慢性的な頭痛のなかでもとくに痛みが強いことで知られています。この群発頭痛の痛みを予防、軽減するためには予防薬を使うのが一般的ですが、酸素を吸入する治療法も行われるようになってきました。
医師に相談し、携帯用の酸素ボンベをもつ
群発頭痛の痛みをすぐにおさえたい場合に、拡張した血管の収縮を促して痛みを鎮める「酸素吸入療法」が有効なことがあります。
くり返し吸入しても効果は薄れることなく、副作用もありません。ただし、すべての人の群発頭痛に効果があるとは限らないので注意しましょう。
具体的には、100%酸素を15〜20分以上吸入していくことになります。市販されている酸素スプレーでは効果はありません。そして、発作にいつでも対処できるように、酸素ボンベは携帯しておくことが必要になります。
酸素吸入療法は、近年ではよくおこなわれている治療法なので、詳しくは医師に相談してみるとよいでしょう。なお、健康保険は適用されていないので、1ヵ月に2、3万円ほどの費用がかかります。
酸素吸入療法をおこなうためには
酸素吸入で効果があった人
酸素吸入はすべての群発頭痛の人に効果があるとは限りません。頭痛発作で酸素吸入を受けたことのある人で、痛みが軽減した人におこなわれます。
自宅などに酸素吸入の設備が必要
群発頭痛の発作にいつでも対応できるように、自宅や勤務先などに酸素ボンベを常備しておく必要があります。
健康保険適用外なので費用がかかる
治療を受けるために必要なものは、自宅用の酸素ボンベ、スタンド、携帯用キャリーカート式の酸素ボンベ、流量計、フェイスマスク、純酸素などがあります。健康保険の適用外なので、すべて自己負担となります。月に2〜3万円ほどかかります。
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